カネシメ高橋水産100周年記念
お陰様で100周年 お陰様で100周年
お陰様で100周年
お陰様で100周年

初代から続く思いを引き継ぎながら
多様性を認め、皆を幸せにする会社に。

 カネシメホールディングスグループ(以下カネシメグループ)は、2024年4月12日に創業100周年を迎える運びとなりました。これもひとえに支えてくださる皆様のおかげと深く感謝しております。

 100年は節目であると同時に途中経過です。皆様のご恩に報いるためには、その先を続けていくことが大切です。私は社長に就任後、社員たちに会社が進む方向を中期経営ビジョンで共有することを始めました。その過程で、理念を浸透させる必要性をあらためて感じ、社是を定めました。当グループには、長きにわたり社是の役割を果たす初代の言葉「顧客本位」「奮闘努力」がありましたが、そこにあえて「諸事寛容」を加えました。現代は国内外でさまざまな格差や対立が広がる、不寛容の時代と感じます。しかし、日本は古来より海外の文化、技術の良いところを認め、取り入れる寛容さで魅力的な文化を築いてきたのではないでしょうか。人は百人百様で、それぞれに役割があると思っています。多様性を認める寛容さこそがこれからのカネシメグループを強くします。「カネシメ三是」に込めたのは社員の幸せを願い、顧客や地域のために働いていく思いです。

顧客本位 奮闘努力 諸事寛容

世界規模の需要増を見据え
北海道の魅力ある「食」の価値向上に挑む

 現在、健康志向から世界的に日本食ブームが起き、水産物に限らず北海道の食の需要は増しています。カネシメグループは、長年海外水産物の輸入に携わった経験を生かし、2000年代から質の高い国産品を海外に展開する輸出事業を開始しました。水産資源の争奪が激化する中、持続可能な漁業を推し進める資源管理にも取り組んでいます。

 北海道の食の付加価値を高めることも重要です。2021年には、産学官が集結する東京で情報収集や人脈形成を進めるべく、東京オフィスを開設しました。さらに2023年12月には商社機能として「TASTE OF HOKKAIDO株式会社」を立ち上げました。今後は北海道の魅力がある食材、またそれ以上に優れたさまざまな加工品の海外販売をさらに強化していきます。

北海道内でさまざまな連携を築き
「木の経営」で200年企業を目指す

 いつの時代も我々が第一に果たすべき使命は、札幌そして道内各地の食卓においしい魚を届けることです。札幌市中央卸売市場には、札幌市民に豊富な食を提供する消費地市場、道都として道内各地を結び付ける拠点市場、道内の産品を道外・国外の消費地に供給する産地市場の役割があります。その優先順位を誤らずに事業を進めていきたいと思います。

 成長を競い合う時代は終わり、これからは協業の時代です。市場の仕事はそもそもチームプレーですから、これからも皆様と共に、堅実に成長を続けていきたいと思います。当社が目指すのは、木が枝葉を広げ、幹をたくましくするように、ゆっくりと、豊かに成長することです。この「木の経営」を掲げ、次の100年へと出発したいと思います。

代表取締役社長 髙橋 清一郎
お陰様で100周年

カネシメの歴史

Srory from the Origin

1896

1896

明治29年3月5日

創業者 髙橋松吉

秋田県平鹿郡角間川村(現秋田県大仙市)で髙橋石松、モトの三男として誕生

1896

角間川風景

1908

1908

長富樫商店丁稚時代(後列中央 松吉)

明治41年3月

創業者 髙橋松吉

12歳で来札。札幌区

長富樫商店へ丁稚奉公として働く

1908

札幌魚市場のセリに参加し、メキメキと手腕を発揮する

1908

長富樫商店番頭時代

(前列右より3人目 松吉)

1923

1923

大正12年4月17日

創業者 髙橋松吉

狭間サトと結婚

1924

大正14年当時の髙橋松吉商店

大正13年4月12日

海陸物産委託問屋

髙橋松吉商店」の看板を掲げる

長富樫商店より独立し開業

創業者髙橋松吉は、企業を決意し秋田の父が使っていた屋号を受け継ぐことに決めた。

以来、は会社のシンボルとなり、社員を鼓舞する力となった。

1925

1925

当時は仕入値、売値は秘密だったが、証拠として残し、絶対に嘘をつかないという信念のもと発行された

大正14年1月

相場表を発行

1929

1929

フォードトラックで札幌の町を闊歩

当時自動車と言えば軍人、高級官僚専用と思われていた時代に、「魚」を載せて走る姿は、桁外れの宣伝効果であった

昭和4年5月

フォード製トラック2台購入

(魚の集荷・配達に使用 市民の度肝を抜く)

1932

1932

昭和7年10月

創業10周年を記念して札幌三吉神社に手水舎を寄進

1933

1933

3年後、札幌冷蔵株式会社を創立

(現在のカネシメ冷蔵)

昭和8年5月

南2条東1丁目に冷蔵庫を建設

1934

1934

髙橋松吉商店

昭和9年2月

髙橋商店の組織を変更し

株式会社髙橋松吉商店設立

(資本金 参拾万円)

1934

本店事務室、1番奥に社長席

1941

1941

昭和16年5月

国家総動員法発令

水産物の販売は、北海道水産物卸統制組合に吸収され営業廃止せざるをえなくなる。

髙橋松吉商店 解散

1941

従業員を守るため、社員百数十名共に、加工業及び冷蔵庫に転進する。

1946

1946

昭和21年8月

全事業を一貫統轄し、髙橋水産株式会社として発足する。

1947

1947

昭和22年12月20日

道から水産物荷捌所の公認をうけて札幌に魚市場を開場する。

後に中央卸売市場の布石となる。

北海タイムス掲載の広告

1947

新しく発行された株券

1952

1952

昭和27年2月11日

創業者 髙橋松吉 逝去

1952

生花、花輪が会場を埋め尽くし札幌開府以来の大盛儀と称された

1952

昭和27年2月

長男 髙橋一郎「松吉」襲名

社長就任

※サト夫人 会長就任

1953

1953

昭和28年1月14日

会長 髙橋サト 逝去

1953
1959

1959

写真 北海道新聞 昭和34年2月15日

昭和34年3月

札幌市中央卸売市場の単一卸売人は独占禁止法違反であると公正取引委員会表明。

髙橋水産も単一卸売人は独禁法に抵触すると主張。

1959

北海道新聞 昭和34年8月9日

北海タイムズ 昭和34年3月29日

1959

昭和34年秋、開場を待つ札幌市中央卸売市場

写真中央カネシメ本社、右上市場本館

1960

1960

新市場に「初セリ」の声がこだました

昭和35年4月4日

札幌市中央卸売市場全面開場

髙橋水産は卸売業者の一社として入場、業務開始

1960

当日の入荷は記録的だった

1960

「初セリ」は意外に手間どった

は念願の卸売人として入場

セリの声が高らかに響いた

1974

1974

大型冷凍庫が荷を満載して到着する

昭和49年

卸売業務 写真

1974

売場ごとに荷分けが行われる

1974

品種、大小、産地などの仕分けには永年に経験が必要だ

1974

広い売り場にギッシリと荷がつまった

1974

イケスでは活魚がとびはねる

1974

太物はシッポを切って見本にする

1974

仲卸人によると上場品の下見

1974

取扱品目の多い塩干、製品各種

1974

「北洋の味」にも厳しい視線が光る

1974

気魄と気魄がぶつかり合うセリ風景

1974
1974
1974
1966-1970

1966

昭和41年

札幌市西区八軒に食品工場完成

1967

昭和42年

カネシメ食品株式会社設立

1970

昭和45年

第二冷蔵庫及び新食品工場が完成

1974

1974

昭和49年

創業50周年記念式典 開催

懇親会風景

1974
1974

札幌市へ消防車を寄贈

1977

1977

昭和52年

米ソ200カイリ漁業専管水域発行

髙橋水産はこれを機に海外事業に乗り出す。

1977

数の子腹出し作業

1977

「ロシア事業」

1977
1980

1980

昭和55年

カネシメ冷蔵株式会社設立

第一冷蔵庫全景

1980

冷凍品が大量に到着する

1980

入出庫作業

1980

庫内はいつも厳冬だ

1980

冷凍機の制御室

1984

1984

昭和59年5月30日

松吉社長 黄綬褒章受章

受章を記念し札幌市に1千万を寄附

1984
1990

1990

平成2年1月

カネシメ食品新工場完成

1990

1990

平成2年6月

髙橋清治 3代目社長就任

髙橋松吉 会長就任

1991

平成3年11月

髙橋清治 農林水産大臣表彰 受賞

2000

2000

平成12年6月6日

髙橋松吉 会長 逝去

2002

2002

平成14年2月

カネシメ冷蔵 新第一冷蔵庫完成

2002

最新鋭の設備を備え、総収容能力は54,000トンとなり、東北以北最大の冷蔵庫となる

2002

2002

平成14年4月

髙橋松一郎 4代目社長就任

2002

平成14年6月5日

髙橋清治 会長 逝去

2003

2003年

平成15年

札幌市中央卸売市場新市場開場

2003
2004

2004

平成16年2月

株式会社ニッショウ・コーポレーション設立

2004
2004

2004

平成16年2月

株式会社札幌市中央卸売市場

食品衛生検査センター設立

2004
2010

2010

平成22年3月

髙橋清一郎 5代目社長就任

2015

2015

平成27年4月1日

ニッショウ・コーポレーションを株式会社カネシメサポートに商号変更

2017

2017

平成29年3月1日

持株会社制に移行し、カネシメホールディングス㈱に商号変更

新設分割会社は髙橋水産として卸売業務を事業承継

2017-2018

2017

平成29年12月

髙橋水産

地域未来牽引企業に選定

2018

平成30年3月

株式会社カネシメサポートをカネシメグループ各社へ吸収し、解散

2019

2019

令和元年8月29日

MSCCoC認証、ASCCoC認証取得

2019

2019

令和元年10月1日

カネシメOB会(髙鱗会)発足

2021

2021

令和3年4月12日

髙橋水産 東京事務所

(KANESHIME TOKYO OFFICE)開設

100th Anniversary

100周年記念事業

Commemorative project

お陰様で100周年
お陰様で100周年
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2024.04.22

カネシメ創業100周年記念ロゴマークを作成しました

お陰様で100周年
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2024.04.22

札幌三吉神社にて、商売繁盛のご祈祷をしていただきました

お陰様で100周年
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2024.04.25

カネシメ創業100周年記念式典・祝賀会を開催しました